子どもの選択肢を閉じたくない
ある会社員の葛藤
ある日の夜。東京の青山にあるワインバーで、新卒で就職した会社の同期が集まって、近況交換をしていた。
この会社は世間でもそれなりに知られている人材紹介会社で、一部上場企業。
僕が入社した年は会社の方針で営業部門に注力していたせいか、同期のほとんどは営業担当だった。
その同期の中で一番の営業成績を持つ同僚が僕に話しかけてきた。
最近どう?お互いに忙しくて、なかなか近況交換できていないからさ。今期の営業ノルマ、達成しそう?俺はさ、もう95%の達成率だから、もうひと頑張り、って感じかな…」
彼は僕ら同期の中では出世頭で、どうも最近、新規部門の事業部長へと抜擢されたらしい。
口癖は「会社の期待に応えたいし、家族のためにも今のうちに稼がなきゃ」で、会うたびに聞いている。
僕の年収も800万円ほどで、同期の中ではいい方だと思うが、彼はもっと貰っているだろう。
性格もいいし、面倒見もいいから、正直、彼のようになりたいと思っていた。
唯一、彼がこぼす不満といえば、土日関係なく仕事をしているから、家族との時間、子どもとの時間、自分自身の時間が取れないことらしい。
これも彼に会うたびに、彼から聞かされていたことだった。
そして僕も、家族と過ごせないことに不満を持っていた。
スクスクと成長する子どもに対し、自分が両親にしてもらった以上のことをしてあげられるだろうか?
子どもの夢を叶え、応援し続ける十分なお金や時間を、用意できるだろうか?
そんな不安を抱えていた。
出世頭の彼ほどではないけれど、プライベートも仕事のような生活を送っていたため、会社からの評価は高く、給料も同期より貰っている。
でも、子どもとの時間や妻との時間が全くないことに気づいて以来、給料と労働時間が比例するサラリーマン人生に疑問と不満を持ち続けてきた。
・・・ついこの間までは。
同期会は近況報告会になり、ひとりひとりが近況を発表していた。
次が、僕の番だ。
なんと言おうか迷ったけれど、僕はありのままを伝えることにした。
実は、会社を辞めるんだ。
一瞬の沈黙の後…皆、笑い出した。
口々に「信じられない!」と言い、呆れたように笑っている。
「え!?営業成績良いのにマジ?」
「もっと良い転職先があるの?」
「このまま働ければ部長や役員だって見えてきて、年収だって1,500万円は行くだろうに、、、なんでそんなチャレンジングなことするんだよ」
…などと言いながら心配してくれつつも、
「バカなことをするもんだ」
という感じで笑っている。
すると、出世頭の彼が心配そうに言った。
「なんで、お前は会社を辞めるなんて選択をしたんだ?」
僕は彼に伝えた。
一番の理由は、家族との時間の為…
…サラリーマンをやっていると、ある意味生活は安定するかもしれない。
でも、子どもの学校行事に参加するとか、一緒に遊んであげるとか、宿題を見てあげるとか、そういう父親らしいことをする時間がない。
それに、子育てをしてくれる妻をねぎらう時間だってない。
そして、これが僕にとって大切なことなんだけど、今の会社員という働き方で、自分が親にしてもらった以上のことを、子どもにしてあげられないってことなんだ。
プロになることは諦めたけど、僕は幼い頃からサッカーに夢中だった。
地元でそれなりに強豪チームに入り、遠征なんてしょっちゅう。
高校は東京の強豪校に入れてもらい、下宿生活。
大学だって下宿していたんだけど、両親が家賃とか生活費とか、全部出してくれていたんだよね。
海外に遠征することだってあったし、それに両親が来てくれたことだってあった。
お金も、時間も、相当必要だったと思う。
でも、僕の夢を叶えるために、全力で応援してくれた。
そんな両親のようになりたいと思うし、自分の子どもに対して、両親にしてもらった以上のことをしてあげたいと思う。
にも関わらず、会社勤めしていたのでは時間がない。
それに、物価が上がっていく中で、本当に年収800万円や増えても1,500万円、という会社員としての現実に不安を持ったんだ。
二番目の理由は、お金の不安
…そして三番目の理由は
これは本当に個人的なことなんだけど、僕は子どもたちに対し、夢を叶えるための最高の環境を提供したい、って考えていた。
僕のようにサッカーかもしれないし、ピアノかもしれない。
物理学や化学の研究家かもしれないし、起業家かもしれない。
どんな選択を子どもがするにしても、その選択を全力で応援できる親でありたい。
そのために必要なお金を計算したところ、とても会社員の生涯賃金と言われる2億円とか3億円では足りないことに気づいた。
じゃあ独立起業?という選択肢も考えたし、これは収入が青天井になる可能性もあることを知っていたけれど、時間がない。
年収で1億円とか3億円でも、働きっぱなしで家族が泣いている、なんて社長をたくさん知っている。
従業員が増えても、ITを使って収益を自動化しても、社長の仕事時間は減らない。
でも、この方法なら、会社員を辞めても、起業しなくても、子どもの選択肢を狭めることなく、お金も時間も全力で応援できる、自分のやりたいことを自由にやることができると気づいた。
…ここまで話すと、また出世頭の彼が言った。
「つまり、会社員でもなく起業でもなく…お金も時間も自由になる働き方を見つけたってこと?」
僕は頷いた。
そう、第3の方法を見つけたんだ。
…「第3の方法って何なの?」誰かが言った。
僕は答えた。
僕の父は独立起業して、保険代理店を経営していたんだ。
熱心に仕事をしていたし、実際年収は1,500万円を下回ったことがなく、多い時は3,000万円はあったと母から聞いている。
だからこそ、僕のサッカーを応援するに必要なお金はあったし、応援に来てくれる時間はそれなりにあった。
でも、それ以外の時間は仕事ばかり。
最近、母がこぼしていた言葉が心に残っていて、「もう勘弁してほしい」。
もうそれなりの歳だから、旅行を楽しむとか、買い物を楽しむとか、そういう時間を楽しみたいのに、父は働きっぱなし。
多分、働かないとならないほど、老後用のお金も資産もないのだと思う。
両親を見て育ったからこそ、僕は両親以上のことを子どもにしてあげたい、と思ったのだけど、見ているからこそ会社員も、起業も難しいと思った。
そんな時、いわゆる資産家と呼ばれる家系の末裔に友人がいるんだけど、彼から世界の常識を聞いたんだ。
日本でもNISAや投資など、お金を運用する必要性は知られてきた。
でも、日本の常識では運用利率は数%が当たり前で、これだと相当な元手がないと、十分なお金をつくることはできない。
ところが世界の常識は違う。15%以上が当たり前。
日本の大卒初任給は22万円程度と昔からあまり変わっていないけれど、韓国は30万円、アメリカは48万円、スイスは70万円超。
だから第3の方法としてお金に働いてもらう方法を学ぶなら、日本では学べないと気づいた。
それで僕は、世界の金融先進国から、お金の働かせ方を学んだ。
もちろん
最初はやれるか不安だった。
家族の生活もある。だから
…会社を辞める前から準備をしていたんだ。
僕が選んだ第3の方法、お金に働いてもらう方法は、事務所を借りる必要がないし、設備投資をする必要もない。
それに、従業員を雇う必要もないから、元手となるお金以外、経費はほとんど必要ない。
だから、会社員として働きながら、副業のような感じでリスク無く準備を進めることができた。
…すると、また誰かが言った。
「どこでそのやり方を教わったの?」
僕はスマホを取り出しながら、答えた
…自分が本当に必要なお金の計算方法とか、日本と世界のお金に関する常識がどう違うのかとか、各国の初任給の違いとか、運用利率の違いとか、公募と私募の世界とか、お金に働いてもらってお金と時間の自由を手に入れるために必要なことと手順が、この動画で話されている。
何からはじめればいいかわかるし、会社員の場合でも起業家や経営者の場合でも、あるいは主婦の場合でも、どうすれば良いのかの事例までわかるから、攻略本のように使うことができる。
会社員を続けながら第3の方法を試すことができたのは、この動画のおかげと言ってもいいくらい。
そして僕は
会社員としての年収を超え
家族との時間を手に入れた
…今だから話せるんだけど、すでに上司には退職を伝えていて、有休消化中、退職の挨拶は有休消化後の来月かな。
だから望み通り、子どもと妻との時間を手に入れている。
子どもの成長を見守る時間を、自分の意思でつくり出せるって、ホントに幸せだなって思う。
それに、これが大切なんだけど、もうお金の心配をする必要がない。
こうしてみんなと話している間にも、お金が僕の代わりに働いて、お金をつくってくれているから。
いつの間にか笑いは止み
周囲は驚きの表情を浮かべていた
出世頭の彼が初めて、僕を嫉妬しているように見えた。
…僕は続けた。
これから物価はどんどん上がるかもしれないし、消費税だって介護保険だって増えるかもしれないし、年金だって実質減るかもしれない。
そして僕らも親の面倒をみる時が近づいている。
子どもの教育にお金を惜しみたくないし、何より子どもの選択肢を、お金を理由にして狭めたくない。
もちろんお金だけではなく、これらに全力で取り組むには時間も必要。
一度きりの人生を、一度きりの人生の中で全てやりきりたい。
だからもし、会社員でもなく独立起業でもなく、お金に働いてもらう方法で、お金からも時間からも自由になりたい、一度きりの人生を全てやりきりたいと思ったなら
この動画を観てみて。
次に何をすればいいか、わかるから。
講師プロフィール
長谷川 浩大
1986年生まれ鳥取県出身。
2009年に法政大学 法学部を卒業後、株式会社インテリジェンス入社。
2018年に保険代理店二代目として独立。
しかし日本の金融業界の裏側を知り、挫折。
2代目の立場を捨て、香港で最先端の金融知識を学び直し、イチから出直す。
金融後進国と言われる日本との「ファイナンシャル教育」の”格差”を痛感。
この情報格差を解消するための橋渡しをしたいという課題意識から、2019年7月に「100年時代を生き抜く」をテーマに会社を設立し、代表取締役CEOに就任。
2023年にドバイに家族4人で教育移住をし、100-LIFE CONSULTING FZCOを設立。
金融先進国の最先端のノウハウを採用し、自ら実践を繰り返す個人投資家であり、教育事業を行う経営者でもあり講師でもある。
現在は「年金や給料とは別に毎月100万円」の収入を仕組み化したノウハウをセミナーや講座&コミュニティで教えている。
次の夢はヨーロッパ移住 & ゴールデンビザを取得して、毎週こよなく愛するサッカーを家族と現地観戦すること。